「美結、時間かかるから寝れ」 「あ…うん、そうする…」 少し安心したように美結が笑った。 クロはいいヤツだが天然だからめんどいことも多い。 「クロ、安全運転しろよ」 「もちろんですっ」 まぁ、運転に関しては文句なし。 「……」 俺の肩に寄りかかって、もう寝ている美結。 あまりにも無防備すぎだっつーの。 「ぐはっ」 「前見れバカ」 クロも寝顔を見たらしく同じ反応をしていた。