―砕花―


私達は・・・

幼すぎたんだね

お互い好きなのに

大好きなのに

恥ずかしくて

何にも言えなかった

一歩を踏み出す事ができなかった


すごい悔しいよ

嫌だよ

このまま終わっちゃうなんて


いやだ


でもあなたの手をつかむことができない

目が合うとすぐ反らしちゃう



オクビョウ



私はオクビョウ者だ

あなたに話しかけることすらできずに

ただ立ってあなたを遠くから見つめることしかできないの


あなたは?


あなたは私のことどう想ってるの?


「好き」


その一言が欲しかったな

もっとよく見てればすぐわかった事なのにね


でも


スキだよ

口に出すことはできなかったけれど

今でも


大好きだょ・・・。