――――― 「てめえら、堂々と遅刻しやがって……」 近所に住む兄貴みたいな存在の濱野。 昔はいい兄ちゃんだったのに、今じゃ口うるさい担任だ。 まあ融通聞いてくれるからあたしも愁も怖いモノがない。 「大体、愁は遅刻しすぎ…」 次から次へと濱野の呆れた声。 愁は何食わぬ顔でどーも、と言った。