しばらく男子とは関わりたくない。 どんなに慣れてても。 さすがに去っていく元彼をみていると悲しくなる。 たくましい背中から喜びがにじみ出ているようで。 解放された、とでも言うように。 悔しかった。 あたしは少し強く唇を噛み締めた。 少し……血の味がした… あたしは家に入る。 深入りした秋風に支えられながら……