人形から人に変わる時…

 誰かと関われば、感情が生まれるのか??

 笑えるようになるのか??

 こんな作り笑いじゃなく、心の底から嬉しいと思えて本当の笑顔が…??

 「お姉ちゃん!!ご飯出来たよ!!」

 「分かった」

 読んでいる途中の本に、身近にあった紙をしおり代わりにして挟んで、下に降りた。



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 夕飯を食べてからお風呂に入って、また部屋で本を読み始めた…

 ある程度その本を読んだところで、私は眠りについた…



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 誕生日1日前の朝。目覚まし時計の音で目を覚まして、学校に行く準備をした。

 それから下に降りるとお父さんが朝ご飯を用意して待っていた。

 「おはようございます」

 「おはよう穢汝。ご飯出来ているよ。食べて行きなさい」

 「はい」

 お父さんの作るご飯はとても美味しい。

 黙々と食べていると、お父さんが向かえの椅子に座って話しかけてきた。

 「穢汝がこの家を出ると、こうして父さんのご飯を食べてもらうことが出来なくなるんだな…」

 「そうですね。この美味しいご飯を毎日食べれなくなってしまいますね…。」

 「寂しくなるな。穢汝に初めて会ってから16年になるんだな??」

 「はい」

 「また遊びに来ておくれね」

 返事をする代わりに私は1つ小さく頷いた。



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 「行ってきます」

 「行ってらっしゃい」

 朝ご飯も食べ終わって、学校へと向かった。

 【人との関わり方が分からない場合、まずは挨拶から始めればいい】

 そう本に書いてあった。

 挨拶…どうすればいいんだろうか??

 いや…私は決めたんだ、もう誰かと親しい関係になったりはしない。

 親しくしたお姉ちゃん…あの時私に感情なんて生まれなかった。

 それどころか…私はお姉ちゃんを泣かせてしまった。

 何故お姉ちゃんは泣いたのか…その理由は分からない。

 けど、私のせいでお姉ちゃんが傷付いたということだけは分かる。