―――――次に目を開けた時、
目の前には、
昨日のツリーがあった。
そして--――――。
「…紗菜、久しぶり。
元気だった?」
「…ひろとっ…」
目の前で笑う彼は、
大翔は何も変わっていなかった。
「あんな別れ方でごめんな。
こっちに戻ってくる用事ができたから
ちょっと驚かそうかと」
「な…んで…っ」
いつの間にか涙が溢れて、
声がまともに出なかった。
「何でっ、メールも電話も、
返してくれなかったの…?!」
嫌いなら、
あの時、私を嫌ってたんなら
今こんな風に逢いに来て
ほしくなかった。
「…紗菜、ごめん」


