大切なキミへ。 短編集☆





『紗菜、ごめん…』



最後の暗い君の表情。

嫌だと駄々をこねる
私の涙声。




【只今、
電話に出ることができません――――】



【新着メールはありません――――】






楽しかったことも、
辛かったことも、
今まで思い出さないようにしていた
彼との思い出が
次から次に溢れてくる。




私の歩調も速まる。




昨日の、場所ってどうやって行くの?