大切なキミへ。 短編集☆



―――――22:50。




『紗菜。好きだ』


告白されたとき、
私は嬉しくて涙が溢れたんだった。





『えっ?
な、泣くほどいや?』


あわてる彼の顔。
違う、と首を振ると
ぱぁっと明るくなった表情。




今まで見たことのない彼の表情に

〝好き〟という気持ちが
増していったのを
今でも、よく覚えている。






そして…。