君は私の心を読んだように、 『俺もどんなお前も大好きだからな!』 と笑った。 そういって、照れたように 『じゃ、送ってく!手!』 と、ぶっきらぼうに私の手を握る君。 さっきまでどんよりと曇っていた私の心は 今は抜けるような青空が広がっている。 …私ね、今 きっと世界で一番幸せな 女の子っていう自信があるよ。 心の中で、 半歩前を歩く君に そっと話しかけた。 <END> →あとがきへGO!