すると、ガラッと
勢いよく扉が開き、
「失礼します」
と聞きなれた声。
「あら、こんな時に限って
来ちゃうものねぇ」
なんだか楽しそうな
先生の声。
…、この声って
まさか…っ。
「あら、尾田君。
どうしたの?」
「…って、あれ?鈴川?
今、授業中じゃ…」
「えーっと…その実は…」
成り行きを話すと
尾田先輩は苦笑い。
「気をつけろよー、
ホントに…」
「すみません…」
「いや、俺に謝らなくて
いいけどさ」
「…確かにそうですけど…」
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