「あら。背中真っ赤じゃない。
一応湿布貼っておくわね」
「ありがとうございます…」
事の顛末を話すと、
養護の先生は
少し笑いながら
「ぼーっとしてちゃだめよ。
男子なんて、女子のいる所じゃ
かっこつけようって、
みんなバカするもんなんだから」
と、湿布を貼ってくれた。
「どう?体育続けられそう?」
「な…なんとか…」
「んー・・・
まぁこの時間は休んで
先生のお手伝い、してくれる?」
「え、いいんですか?」
「特別だからね。
皆には秘密よ?」
ニコッと笑った先生。
さすが、
生徒からの人気が
No.1なだけある。


