君はまず少し強い口調で
私を叱ったね。


『どうしてこうなるまで
黙ってたんだよ?』



理由は簡単なんだよ。

君に心配をかけたくなかったから。




それを途切れ途切れに話すと
『バカだなあ』と少し笑ったね。


私の涙が落ち着くと、
ぎゅっと抱きしめてくれた。



あのね、耳元で
『俺はお前の味方だからな?』
なんて囁くなんて、ずるすぎる。


きゅうん、と私の心臓は縮んだ。




でも、

君がいるなら
やっぱりもう少し頑張ってみよう。

そう思えたんだ。