次に目を開けた時、
空は青くなっていて。


あんなに煌めいていた星は
どこかへ消えてしまって。


月の代わりに
眩しい太陽が町を照らしていた。



数時間前からは考えられないほど
にぎわう休日の朝。



遊びに行くのかはしゃぐ子供たち。
それを笑って見ている親。

犬の散歩ついでに話し込むおばさんたち。

ジョギングで汗を流す男の人。



私だけ、気持ちは夜のよう。






少し、心拍数が早くなりながらも
小さな機械を手に取って
恐る恐る開いてみる。