大切なキミへ。 短編集☆




…あぁ、あの子はやっぱり今日も
輝くように可愛い。


知ってるよ、
この子に敵うわけないって。

でも、君が
私を選んでくれたから私は少し自分に
自信を持てたんだけど…な。



私とあの子は結構仲のいい友達。
だから、余計辛くて。



あの子は楽しそうな笑顔で
私の方へ走ってきた。


…君は今、どんな表情をしてますか?



『勘弁しろよ…』?
それとも楽しんでる?





「…やっぱり、可愛いね」

息を切らせて私のところに走って来た
あの子の顔を見ながら、

私が最初に発した言葉。