君は、今。

『愛してる』なんて
甘い甘い言葉を
あの子にも囁いているのかな。



私の、何がダメでしたか?

私のこと
『一生守る』って
言ってくれたのにな。






歩き出した二人。


とても自然に、
スッとあの子の右手をとる君。


あの子は照れたような
幸せそうな表情で
君の顔を見つめる。



…私の時はお互い恥ずかしくて
なかなか手をつなげなくて。

初めて手をつないだときの
君の照れたような優しい横顔、
今でも全然忘れられないんだよ。





あぁ、振られたときに
きちんとあきらめたはずなのに。