・・・あれ? なんで体に痛みがないんだろう??

今、どんな状態か理解するのに何秒か掛かった。・・・誰かに抱きしめられてる!?


「えっ・・・と、あの~?」


「えっ?あっごめんっ!!」


誰かわからない人が、パッと手を離した。

私は、下を向いていた顔を上げた。

私は思わず、あっ と言ってしまった。すごくかっこいい・・・。


「ごめんね? 大丈夫だった??」


「えっ!えーっと、だっ大丈夫です!!」


「そっか!あぁ~よかったぁ~!! 俺、君がケガとかしてたらどうしようって、まじでビビった!!(笑)」


と、彼は笑った。