「わかってるよっ!じゃあ行ってくるね!!」


私は、どうせ狼族と会わないから大丈夫だと思ってた。


「本当に大丈夫かしらね・・・。」


と、お母さんが呟く。


「ちょっと失礼ねっ! 大丈夫よ!! 私これでも、17歳だからっ!! 帰ってくるの、遅くなったらごめん(笑)」


「もうっ!だから心配なのよ!! 気をつけてねっ!!」

「は~いっ!」

そう言って、家を飛び出した。