「一応言っとくけど、あんたが会いに行くのは狼だからねっ!!
もし警察とか、地域の人に会ったらどうなるかわからないわよっ!!
しかも隣街は、狼族が多い。なにされるか覚悟して行かないとダメよ。」


「うんわかってる。」


あたしが一番わかってる。 栞、ありがとう。


「危険な事がいっぱいある。気をつけて行きなさいよっ!あたしは、いつでもあんたの味方だからっ!!」


その言葉を聞いて、ちょっと涙ぐんでしまった。


「ほらっ!泣かないのっ!! シャキっとしなさい!シャキっと!!」


「うんっ!! あたし頑張るね!!」

本番は明日だ。