俺は、男たちに近づき、殴りかかった。

俺の友達も、他の奴らを殴っていく。
こんなヘタレ楽勝過ぎて、話になんねぇよ。それより、酒泉先輩はっ!!?

俺は、辺りを見回し、片隅に転がっている糞共を踏みつけながら、先輩のもとへ向かった。

先輩は気絶しており、ひどくやられた跡がわかる。

「くそっ!!」

どこにも怒りのやり場がないことにも苛つきながら、俺は携帯をとった。

「あぁ、もしもし。母さん?俺だけど、簡単な女の子用の洋服の用意と風呂の準備しといて。事情は後から説明するから。よろしく。」