君に伝えたいことがあるんだ

手を握られ、悠真くんが座っていたところの横に座らされた。
斜め前には、もう1人の男の子。

「おはようございます。」

「……」

無言ですか。
そうですか。
その男の子は、こちらをジッと見つめてくるため、目をそらしていいものかわからない。

「」