君に伝えたいことがあるんだ

「ぃや…。離して!離し…てっ」

私は、そこで、息がうまくいかないことに気づく。
あぁ、ヤバい。苦しい…

「先輩!!」

誰かが体を支えてくれる。

「はっ…はぁ。」

「先輩!!酒泉先輩!!」

ほんと、誰なんだろう。
遠のいていく意識の中で、そう思った。