君に伝えたいことがあるんだ

♀ちはるがわ♂


「ん…。」

あたたかい感じがする。
えっ!?ここどこ!?

「あっ、先輩。気がついた?」

視界がぼんやりする。誰か分からないけど、怖い!
私は、起き上がってドアへと向かった。
早く逃げなきゃ!

立ち上がった瞬間、足がふらつく。

「待って、先輩!!」

後ろから、誰か分からないけど、手を掴んできた。

ビクッ

私の体は強張り、不安で怖くて。手を早く離したくて。
ぃや!