「はーい」






ドアを開けたらそこにはどこか見覚えのあるかっこいい男の人。






手には大きな荷物。






「白雪ちゃん? 俺のこと覚えてる?」






誰だっけ....




覚えてないよー...





「すみません、どなたですか?」




しかたないけど聞いてみた。





「えっと、従兄妹の虎嶋黒蘭です」




黒蘭さんは笑顔で言った。