森川が視界からなくなった。
隣に座るこいつが森川の席を蹴ったから。
「寝ながらバナナ食べるヤツ初めて見たぜ。」
口の中の違和感もこいつが犯人。
私の口から出てるバナナの先が虎の腕に繋がってる。
今日は宿泊研修だからここに居るのは分かる。
むしろ寝ながら学校に来た私ってスゴーイ!って誉めてあげたい。
だけど何?!このバナナ。
「んぐっ。」
「良く噛めよ。」
バナナをグイグイ押し込んでくる虎さん。
「口動かせ。」
口中いっぱいにバナナ味が広がり、鼻から吸い込む空気もバナナ臭く感じる。
「朝食ってないんだろ?」
コクコク。
ごもっともなので頷いておく。
虎母様に逆らう術は持ち合わせておらぬ。
素直に頷いたのは良かったが、頭を動かしたのが失敗だったか。
「千夏・・・・女じゃねぇな。」
バナナを口に突っ込まれ数分。
動いた事により涎が出てしまったではないか!
「んひゃひゃ!」
「食え。」
「んー!んー!!」
「食え。」
「ふんがっ!!」
私は諦め虎母様の言うとおりバナナをモグモグムシャムシャ完食した。
隣に座るこいつが森川の席を蹴ったから。
「寝ながらバナナ食べるヤツ初めて見たぜ。」
口の中の違和感もこいつが犯人。
私の口から出てるバナナの先が虎の腕に繋がってる。
今日は宿泊研修だからここに居るのは分かる。
むしろ寝ながら学校に来た私ってスゴーイ!って誉めてあげたい。
だけど何?!このバナナ。
「んぐっ。」
「良く噛めよ。」
バナナをグイグイ押し込んでくる虎さん。
「口動かせ。」
口中いっぱいにバナナ味が広がり、鼻から吸い込む空気もバナナ臭く感じる。
「朝食ってないんだろ?」
コクコク。
ごもっともなので頷いておく。
虎母様に逆らう術は持ち合わせておらぬ。
素直に頷いたのは良かったが、頭を動かしたのが失敗だったか。
「千夏・・・・女じゃねぇな。」
バナナを口に突っ込まれ数分。
動いた事により涎が出てしまったではないか!
「んひゃひゃ!」
「食え。」
「んー!んー!!」
「食え。」
「ふんがっ!!」
私は諦め虎母様の言うとおりバナナをモグモグムシャムシャ完食した。