キミがいた夏~最後の約束~




「でも橘先輩、女の子は全部切ったっぽくない?」


「そーかな?たまに女の子と引っついてるの見ることあるし…」


「それは橘先輩の意思関係ないでしょ?」


「まあ…そうなのかな?」


「橘先輩ってまあこんなこと言うのもアレだけど、結構広く浅く遊んでたっていうか…」


「………」


「いや!だから今は美鈴だけって感じがして、これってすごいことなんだよ」


「…クスクス…」


「って何で私が先輩の女関係の弁解してんだか…プフフ…」



私は綾香に『ありがとう』の意味を込めて微笑んだ


その顔をみて綾香も笑顔で答えてくれる



「なんか美鈴がよく笑うようになってうれしいな
やっぱ先輩のお陰かな」


「えー?違うよ?」


「え?」


「綾香のおかげ」


そう言って、もう一度微笑む


それは本当のことだった


綾香がいなければ多分、いや絶対、先輩とこうなってはいないだろう