キミがいた夏~最後の約束~





橘先輩は眉間にシワを寄せて難しい顔をしている私を見て、何かを察したように


「あ!そっか、美鈴は都さんと初対面か!」


そんな今更なことを言う


「は、はぁ…」


「あ〜そういやそうだ」


トビーさんまで…






「都さんはトビーさんの奥さんだよ」



ふーん…



え!?



は!?



トビーさん結婚してたの!?



しかもこんな綺麗な人が奥さん!?



思わず…


「あの〜トビーさんでいいんですか?」


「おいおいおいおい」


「こんな綺麗な奥さんがいたんですね〜トビーさんには勿体ないなぁ〜」


「美鈴ちゃん、言うようになったね?」


そんなやり取りをトビーさんとしている私に突然、何かがガバッと覆い被さった


「きゃー!めちゃかわいい!何このこ!いやー!好きー!!」


「!?」


都さんに抱き締められて
私、少し赤面


大人の女性の良い香りがする



「ちょ!!都さん!!
何、人のモンに抱きついてんの!スマイルは0円だけどお触りは金取るよ!」



橘先輩の訳のわからない叫びが店内に響いた