キミがいた夏~最後の約束~





チリリーン━━……‥


「いらっしゃいませ~」


扉を見ると、ピシッとしたパンツスーツに身をつつまれた、綺麗なキャリアウーマン風の女の人が立っていた


歳は30代ぐらいだろうか?
落ち着いた服装をしている為、そう感じるけれど

服装が違ったら20代に見えるかもしれない

ウェーブがかった黒髪を後ろでまとめて、手には書類袋を抱えている


その女の人を見てすぐに反応したのは他でもない橘先輩だった


「都さん!」


「お~渚、久しぶりだねぇ~」


橘先輩の知り合い?


もしかして先輩の遊んでた人の一人?


すごく歳が離れているように感じるけれど先輩ならありえる


お店に来る、先輩目当てのお客さんの中にも20代の人はいるから


なんだかさっきの先輩と逆の立場になって、今度は私が落ち込む


すると不意に女の人と目が合った