キミがいた夏~最後の約束~




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チリリーン━━……


優しい鈴の音


「い、いらっしゃいませ〜…」


でも今の私にとっては戦いのゴングの音に聞こえる


うう…


気恥ずかしい…



恥ずかしさを隠すように、なんとか明るい声を出すように勤めるけど…


出来てないよね…


でも迷惑にならないように頑張らなくちゃ!


そんな決意が聞こえたように、私に仕事を依頼するトビーさん


「美鈴ちゃん、注文聞いてきてくれる?」


私はその言葉を聞いて、何か重大な任務を命令された特殊部員のように少し大袈裟に頷いた


しっかり仕事をしなくては!!


私はお水をお盆にのせてお客さんのいるテーブルに急ぐ


橘先輩はまだ来ていない


きっとサーフィンをしているのだろう



「ご注文は、何になさいますか?」


バイトに来だして3日目…なんとか仕事にはなれてきたけれど


知らない人を相手に話しをするのだけがまだ馴れないでいる


この3日間でわかったことは
ここに来てくれるお客さんは、ほんどがサーフィンをしている人や海に遊びに来ている人で

あとは先輩ファンの声援隊やお姉さま方だった



「新しいバイトのコ?」


突然、話しかけられてビクリとする


「あ、はい」


よく日に焼けている20代ぐらいの男の人二人


「かわいいねぇ〜高校生?」

「はい」


ここは一応笑顔だろう!

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