キミがいた夏~最後の約束~





俺は泣いていた



トビーさんがいることも都さんがいることも忘れて



ただただ声を殺して泣いていた



どうして気づかないでいたんだろう



いや気づいていた筈だ



気づいていて何も出来はしなかった



彼女の瞳はいつもどこか不安に揺れていて



それを知っていて



自分の隣に置くことだけで満足をしていた