キミがいた夏~最後の約束~





「お前、足はもう大丈夫なの…」


「そんなことはいいから美鈴は!?」



トビーさんは半ば俺の剣幕に驚きながら



「美鈴ちゃんって…え?…昨日…お前んとこに泊まったんだろう…?」



少し恥ずかしそうに、そして言いにくそうに、そう答えるトビーさん



「帰ってないのか!?」


「は?」


まったく何のことかわからないという顔をしている



俺はこんなところで話していても拉致が開かないと思い、トビーさんの家に勢いよく上がっていく



「わりぃ、ちょっと上がる」


「おい、渚、どーしたって言うんだよ」


トビーさんも俺の態度を見て、ただ事ではないと感じてきたらしい



中に入るのを止めはしなかった



中に足を踏み入れるとパジャマ姿の都さんと鉢合わせした



「キャッ!何!?渚!?」



そんな都さんにも構っている暇はない



「美鈴の部屋はどこ!?」