「だいぶ治ってきたなぁ」
橘先輩は嬉しそうに仁王立ちしてそう言うと
またベットに座り直して私を振り向く
「ホントだねもうあれから2週間だもん」
橘先輩は驚異的回復力で杖を使わず、自分で歩けるところまで回復していた
それは橘先輩が日頃からサーフィンなんかで鍛えてきたことも大きいだろう
「明日、抜糸?」
「そう!やったー!」
「でも無理しちゃダメなんだからね!」
私が念押ししてそういうとわかりましたっと真面目な返事が返ってきた
「美鈴は?」
「え?」
「大丈夫なの?」
それは何に対して言っているものじゃないのはわかる
私があの日、DVDを借りて帰ったあの日から
少し様子がおかしいと橘先輩は感じているのかもしれない



