キミがいた夏~最後の約束~




私の肩にしがみ付く様にして痛みを訴える橘先輩


「先輩…ベッドに戻ろう」


まだ昨日、退院したばかりなのだ


何してるんだろう私


お見舞いに来たのに


私は何とか自分の肩を貸しながら、ベットに橘先輩を寝かせる


「はぁ……」


橘先輩を見ると少し息をつきながら痛そうに顔を歪めている


「焦って杖があるの忘れてた」


ベットの隣を見ると杖が置いてある


それにその横に…


「ダンベル…?」


私が疑問をそのまま口にすると
少し落ち着いた橘先輩はそれに反応した



「ああ…足はダメだから、上半身鍛えようと思って」


へぇ…

すごいなぁ…


「しかし…早く足直さねーと…」


橘先輩は額に汗が浮かんでいた