キミがいた夏~最後の約束~





そして空を仰いで私にこう言う



「あんたには俺みたいな奴の方があってると思うよ…」


私はその言葉を聞いて少し目を見開いていた


え…

それって…



「口説いてるの?」


「ブッ……」


私の言葉を聞いて冷たい彼の顔が微かに色をつけた



え…


三池くんが…


笑ってる!?



「はは…あんたって面白いね…口説いてる…そうかも…」



え?


本当にそうなの?


私はそんな今までに見たことのない三池くんをマジマジと見上げた


その顔は白く


怖いくらいに綺麗…



「俺なら太陽とまではいかないけど…」



彼の薄い唇に静かな笑みが浮かぶ



「月明かりぐらいで照らしてやるよ…」



そう言った彼の頭上に輝くのは大きな月



充分だよ



私は太陽の光に焼き付くされても本望なの



あの眩しい太陽が



欲しくてたまらない