「私は…橘先輩といたら楽しいよ…すごく…色んな人と知り合えて…色んな大事なモノが増えて…」
橘先輩は俯いて私の話を聞いている
そして少し伸びたチョコブラウンの髪が先輩の横顔を隠している
「でも…私は橘先輩に何もあげられなくて…何もしてあげられなくて…」
それどころか奪ってしまう
夢を遠ざけているよう
すると橘先輩が微かに呟く
「美鈴がいればいいよ」
私はその言葉を聞いて首を横に振っていた
「私がいたら、いつか橘先輩の夢を邪魔するよ!邪魔になるよ」
「ならねーよ!」
橘先輩の顔がこちらに向く
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