キミがいた夏~最後の約束~





「美鈴…!」


「嘘!ごめん」



怒った顔で私の腕を掴む橘先輩


橘先輩が無事だっただけで
私はとても幸せだった



「っててて!」


「え!大丈夫!?」


どうしよう…


調子に乗っちゃった…



私が不安な顔で橘先輩をのぞき込むと
目が合った橘先輩は、ニヤッとした顔をして


え?


チュッ━━…‥!


リップ音と共に唇に柔らかい感触


うわ…不意討ちで心臓が…


そして橘先輩は私をベットの脇に座らせて、胸に抱きよせた



「よかった…ホントに美鈴が無事でよかった…」


「橘先輩……」


「美鈴になんともないなら、足刺されるぐらい安いもんだな」


そう言いながら笑う



そんなこと言わないで


私のために


傷ついたりしないで


私は


あなたを犠牲にしていい程の


価値のある人間ではないの




「ほら…本当にじっとしてないと、治らないから」


私はそう言ってベットから立ち上がった