キミがいた夏~最後の約束~




「あの時は…本当にごめんね…私、自分のことしか考えられなくて…」


久美はそう言って核心にふれた


私はその謝罪に静かに首を横に振りながら聞いている


「もうね…人を妬んでる暇があったら、行動しろってやつで!
ドーンとぶつかっていったの」


久美はそう言って笑って見せる

久美…前よりずっとかわいくなった


「そしたら……友達からだけど始めようって言われてさ」



私はそんな久美を見ながら心からよかったと思った


きっと私たちの仲は今以上に回復はしないだろう


それでも久美が自分の力で勝ち取った幸せを


私は陰ながらだけど祝福したい


本当にそう思う





そして私たちはお互いに、また学校で


そう言いながら手を振って別れた


私は突然の久美との遭遇に感謝しながら橘先輩を探して回りに目をやった