キミがいた夏~最後の約束~




覚悟は出来ていたつもりでも


やっぱり少し怖かった


橘先輩のモノになりたいけど


もう少し心の準備をさせてほしい


そう思いながら身なりを整え直していると、橘先輩が何かを持って帰ってきた




ガチャン━━……




大きな音をたてて机に置かれたのは冷えた緑茶と和菓子



「美鈴に出せって…」



橘先輩は少し不機嫌そうにそう言うと
また私の横に座って私の肩を掴む



「じゃあ、さっきの続きを」


「しません」


「ですよね?」



そう言ってガッカリしたように和菓子を掴んで食べていた



もう…


橘先輩かわいい…


もう少し…


もう少しだけ


待ってね?