橘先輩の唇が私の唇から離れ、首筋を這う
「…っ…」
その手と唇が移動する度、自分の口から出る密かな声が一層自分を落としていく
そして橘先輩の手が私のTシャツの中に滑り込んだ
「…やっ……」
その時
「なーぎーさー」
私たちの動きがピタリと止まる
「渚!ちょっと降りて来なさい!」
2人で目を合わせる
「あら?おかしいわね、あがってこようかしら」
そんなお母さんの声が聞こえて急いで橘先輩が私から体を離して立ち上がると焦った様子でドアに向かった
そして下を見て少し話すと降りて行ったようだ
1人残された私
何だかなんとも言えない安堵感におそわれて一言
「た…助かった…」
その言葉にハッ我に返った



