キミがいた夏~最後の約束~




それから2日間…


橘先輩から連絡がくることはなかった


友達と県外に出かけて夢中になってサーフィンをしているから


そう思うことにしていたけど


理由がそうではないことはわかりきっていた



「これ…あん時の金…
俺もあの人に奢ってもらう筋合いないから」



三池くんが配達に来たときに私に差し出したけど
私は受け取らなかった



もうこれ以上、三池くんともかかわり合いを持たない方がいい



そう思ったから



私は気持ちを分かち合えるなら誰でもいいと思ったわけではない



橘先輩だから



橘先輩でないと意味がないのだから





そうして迎えた2日目の夜


長かった2日間を終え


いよいよ明日、橘先輩が帰ってくる



「トビーさん、お風呂お先でした」



私はお風呂に入った後、そう言いながらリビングを通り過ぎようとしていた