「さー!今から忙しいぞー!!うちは海の近くだからなー!!」



大きな声と仕草で立ち上がるトビーさん



「おー!俺も客をジャンジャン呼んだる!!」



そう言って橘先輩もトビーさんに続いた



「あれ?お前いたの?」


「はー??」



そのやり取りに私も都さんも声を出して笑った




これからどうなるだろう?


ううん


どうなったとしても頑張っていける


そう思って顔を上げると
店番をしていた綾香が焦った様子で顔を出した



「トビーさん!オーダー入りましたー!」



そう叫んだ声が部屋に響き渡った