キミがいた夏~最後の約束~





私は驚いて音のした方…
自室のドアを振り替える



何、今の音…





「美鈴━━━っ!!」



!?



「美鈴━━━━━!!いないのか━━━━━!?」



お父さんの狂ったような怒鳴り声が、ドアの向こう側で響いた


私はその声を聞いて自分の体から体温が引いていくのを感じる

体全体が冬でもないのにガタガタと震えた



『どうかした?』



その変化を感じたのか橘先輩がすぐ問いかけてくる


でもこんなこと橘先輩にバレる訳にはいかない


私は震えそうになる声を必死で押さえ込みながら、出来るだけ冷静に答えた



「あ…ううん、あの、お父さんが下で呼んでるみたいだから…ごめ…」


「美鈴━━━━━━!!降りてこい━━━━!!」



やめて!


橘先輩に聞こえてしまう