橘先輩と別れた帰り道
まだ明るい時間帯だから送ってもらうことを断って
夕日に照らされた人気のない道を一人で帰っていた
でも少しも寂しくはない
それは今日買いに行った携帯電話と、それに付けたストラップのおかげかな?
チリチリン━━‥‥
可愛らしいリボンを付けたマスコットとそれと同じぐらいかわいい鈴の音
どんな顔をしながら選んでくれたんだろう
それを思うだけで心はホンワリ暖かい
私は橘先輩に初メールを打つことにした
んー?なんて送ろうかな?
私は色々、あれこれと考えてみたけれど
一番シンプルな言葉を送ることにした
「よし、送信」
ピッ
もうすぐ夏休みが来る
またこんな風に過ごせたらいいな
そんな気持ちをいっぱい詰めながら
沈む夕日を背に歩き出した



