誰もいない公園に2人の息づかいだけが静かに響く
それがひどく恥ずかしくて私の体の温度はドンドン上昇していく
少しして名残惜しそうに唇は離れた
息も絶え絶えの私と違って、涼しい顔をして私をジッと見つめてくる橘先輩
なんかこの余裕な態度がくやしい
橘先輩の視線から逃れるように恥ずかしさで下に俯くと
「ブランコの鎖が邪魔だから他でやらない?」
!?
私はそれを聞いて真っ赤になった顔を持ち上げながら先輩の背中を、思いっきり叩いていた
「バカ!」
「ですよね?」
先輩はイタズラッ子のように笑っている
「鈴ブタ」
そう言いながら私の鼻を人差し指で押しあげる
「もぉ~~!」
そうしてまた振り上げた私の手の中には、橘先輩がくれたストラップ
幸せ過ぎて怖い
いつかこの幸せが
壊れてしまいそうで怖い
このまま時が止まればいいのに
橘先輩とずっと、ずーっと一緒にいられたらいいのに



