キミがいた夏~最後の約束~




ザワザワ━━……

━━…ザワザワ………





「うわぁ…何これ…」



私と橘先輩は、大型電器店の携帯電話コーナーに来ていた



かなり携帯電話の数に私は思わず声を漏らす



店内は日曜ということもあってかなりの人でごった返していて
気をつけて歩かないとすぐに人とぶつかりそうになった




「俺の持ってる携帯はここの会社のやつだから…こっから選んで」



それでもかなりの数


でも選び方は至って簡単


トビーさんがくれたお給料


その範囲で買える物だった


っと言っても給料全部使ってしまうほど良い物を買う気は更々ない



「私、テレビもカメラもいらない!電話とメールさえ出来れば安いので!」


「それこそ今時そんな携帯ねーよ」



そーなのか…

私って超アナログ人間

とても女子高生とは思えない


店内をグルグルしながら時にはお店の人の話を聞いて考える


どれも高くて、多機能、高機能


まったく使いこなせる気がしない


何か初心者用の私に合った携帯電話ないの?


そんなことを考えていると、一つの携帯電話に目に止まった


しかもとっても安い!



「先輩、私これでいい!」


「え!これ!?」


「うん、絶対これがいい!」



橘先輩はかなりしつこく他の物を進めてきたけれど


私は絶対に譲らなかった


橘先輩は最後は渋々、カウンターに契約に向かってた

(ちなみにスタッフのお姉さんが先輩に嫌に親切だった)




こうして私は念願の白い携帯電話を手にいれた