まさかこの手を取るなんて思いもしなかった 誰でもない、一番遠いと思っていたセイヤの手を セイヤは私をセレブ会場へと引っ張って行く その途中で何かを思い出したように自分のポケットから再び仮面を取り出して目元を隠すと、Bクラスの会場に入っていった そして戻って来たセイヤの手には、私の大好きなあの仮面 「ナンノ、どうぞ」 それを私は満面の笑みで受けとる 「どーも、怪人二十面相」 そして私もまたその仮面を被った