ドキンッ━━━━‥‥……



その相手って…


「あ…」


「俺に誕生日プレゼントちょうだい」



いつもふざけているセイヤが、全然ふざけていない真剣な瞳で私を見つめてくる



それだけでクラクラしてしまう私はどうかしてる



「最終インプレッションね」


「え?」


「答えはキスで」



そう言ったセイヤは静かに目を閉じる



えええ!?



「そんな急には…」



キスなんて


恥ずかしい…



「無理だよ…」



そんなかわいらしいこと…


急に出来ないよ…



「……それって断られたってこと?」



目を開いて悲しそうな顔をするセイヤを見ると胸がズキンとする



そして



笑顔を見るとキュンとする



見つめられると、動けなくなる




いつからだろう



答えはもう何となくわかってた




私は彼を愛しはじめている