黙り込んだあたしに優貴は手招きをした。 誘われるように、ゆっくり彼に近付いたのは… 気付きたくない思いに気付いた途端 この世界に置き去りにされたようで恐かったから。 あたしの頭を優しく撫でる優貴の手の平。 「何を…知ってるの?」 力無く聞いたあたしに「聞いて貴女が傷つくのなら教えたくない」と呟いた。 なんで? 今更でしょ? こんなにあたしの心を掻き乱してから あたしの心配?