「どこに行くの?離してっ!」 あたしの声なんか聞こえないふりをして歩くスピードを速める優貴に連れていかれたのは彼の住むマンションだった。 「何、考えてるの?!」 濡れた髪をタオルで拭いてる彼を睨みつける。 「道端で言い争ってるよりは部屋に来たほうがマシだろ…」そう言いながらあたしにタオルを投げる。