「…だから何 貴女だって同じだろ? 婚約者がいるのに あの夜、俺に抱かれて あんなに濡れた声をだしてたじゃない?」 そう言いながら 彼の細く長い指があたしの唇に触れて あたしは何も言えずに、ただ息を飲み込んだ。 彼の恐いくらい綺麗な瞳に縛られて呼吸さえ忘れてしまいそうになる。