気がつけばあたしの上に馬乗りになって あたしを抱きしめるように お腹に突き刺した包丁。 「は…る…と…」 「お前が悪い。 お前が悪い。 何度も何度も俺を裏切る。 俺を独りにする。」 「違…う…」 「彼女から離れろっ!!」 優貴の叫び声が聞こえて その後 霞んでいく視界。 「俺も一緒に死ぬから。」 泣き声のように聞こえた大翔の声。